掛川市のM様より、BMW 320dの修理依頼です。ボディフロントと左側面、乗り上げによる下回りの損傷がありました。
今回の事故ではボディもですが、下からの損傷により足回りと呼ばれる部品に強く衝撃が入っていたので部品交換はもちろんの事ですが、交換後に行う足回りの調整についてご紹介します。
今回の事故では下からの衝撃で曲がってしまった足回り部品を交換していきます。ロアアーム、タイロッド等と呼ばれる部品(メーカーによって正式名称は違います)に損傷がありました。
ハンドルを切った時の力をホイールまで伝える部品や、ホイール、ブレーキ、サスペンション等を組み付けたり車重を支えたりしているパーツが損傷していました。
足回りの部品は、1つのパーツで複数の役割を担っていたり、部品点数を多くして足回りに働く作用を細かく分けていたり、調整出来る様に作られた車両がありとても奥が深いんです。そしてその1つ1つが正常に作用して車がまっすぐ走ったり、しっかり曲がってハンドルが戻ったりする訳です。
上記で説明したように、色々な作用が働いている足回りですので事故で強い衝撃を受けたりすると部品の位置関係が変わってしまいます。すると、まっすぐ走らない、カーブ等でぎくしゃくする、ハンドルがぶれる、タイヤが1本だけすぐ擦り減る等の不具合が発生する可能性があります。この様な事にならないようにトータルアライメント調整という作業が必要になります。少し難しい話になるので詳しくは割愛しますが、簡単に説明すると車体が向かう方向にハンドル、ホイールが正しい位置関係になる様に調整する事です。アライメントがずれる事で起こりうる不具合は上記で説明しましたが、タイヤの偏摩耗などはすぐに気づく事が出来ずに修理が終わってかなり経過してから気づくなんて可能性もありますし、そもそも車の知識がなければ不具合に気づかずにずっと損をしてしまうケースもあります。事故修理に出すお店選びにトータルアライメント調整が出来るかどうかを1つの目安にしてみるのもありかもしれませんね。
今回のお車では、意識して乗らなければ気づかないレベルですがカーブから直進に戻る時に少し違和感を感じましたがトータルアライメント調整後気持ちよく走る事ができました。
事故以外でも脱着作業を行っただけでずれてしまうケースもありますので事故修理以外のお客様でも「何か走行に違和感を感じる、、、」なんて時はトータルアライメントのずれが原因かも知れませんよ。
少し難しい話になってしまいましたが気になる方は是非当店にお問い合わせ下さい。M様ありがとうございました。
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